練馬区立豊玉小学校 で行われた
東京わらべうた夏の講習会の様子です。〔※練馬区の小学校の先生の素晴らしいレポートが届きましたので載せさせていただきます。〕
〔参加人数 23名〕
・内容
◯わらべうたあそび
・一重輪で拍に合わせて動く、無理のない自然な声で歌い声を聴き合ってしぐさ遊びをする。
・各自の胸になまえをつけて互いの名前を遊びの中でよび、児童の気持ちになって活動を体験する。
・二重輪のあそび、問答遊び、うたとおどり、隊列の変化のあるあそびへと発展させた。遊びも系統的に提案された。■遊びから音楽性への発展
○体全体で感じ取った拍感やリズム感から拍打ちやリズム打ちにつなげる。
○カノンや倍にのばした旋律、オスティナート·ドローンなど教材の発展の工夫につなげる。
○ハンドサインやサイレント唱など音をイメージして表現することにつなげる。
○リズム伴奏の即興表現につなげる。強弱、速度の変化の工夫につなげる。
◯わらべうたによる簡単ソルフェージュ
・あそんだ歌でドレミ唱, リズム唱,拍打ちなどを行い、それらを通して音楽の基礎基本を身につけていく。
・ハンドサイン、リズムカードなどで視覚化することで、さらに思考判断につなげた学習へと発展させる。
・一つの活動がしっかりできるようになってきたら、いくつかを組み合わせて音楽的な要素を考えた工夫ができることを体験する。
・あそぶ、ソルフェージュをすることを繰り返していくと無理なく楽しく音楽的な学習が定着していくことを学ぶことができた。
◯コーラス
低学年で学んだあそびの歌も楽しい合唱曲にできることを学ぶ。 また、指揮でやわらかい素直な響きの声がひきだされ、中学年ではカノン、高学年では2声3声へと発展していく合唱を体験。
毎年この研修会を通して、子どもが心から音楽を感じてたのしむ活動を体験させることの大切さを再認識している。わらべうたを発展させたふしの重なりの体験やアカペラで歌う取り組みが、授業の中で少しの時間でも継続していくことが大切だと思った。
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