去る11月15日(金)、鷹の台の白梅学園大学で行われた〝表現カフェ〟(※)。 今回は、榎田光代さんによる「わらべうた」のお話と実習が行われました。
まず始めに、0〜5才児にわらべうたをするというのは どういうことなのか?「おてぶしてぶし」の遊びを使って、その年齢ごとの楽しみ方の違いを実際に歌いながら体験しました。
●乳児は 始め二人で向き合って はっきりと聴き取れるようにゆっくりめのテンポで歌ってあげる。→●子どもは最後の「いーや!」から歌い始める。→●次第に「どっち?」と当てることで決断力が育つ。→●幼児は大きい〜小さいの歌い分けを楽しむこともできる‥、など。
大きい〜小さいの歌い分けは子どもにとってけして簡単なことではありません。「どんどんばしわたれ」の歌を使って遊びのようにしてその力を伸ばすこともできます。
また、門くぐり遊びの中では、子ども達は、「どうやったら門に当たらないか?」などの〝知恵〟も自然に育てています。
【保育の中で わらべうたをすること での 〝利点〟】 ↓ ①聴く力を育てる。 ②能動性を引き出す。 (自ら声を出して歌うことで‥) ③運動機能を引き出す。 ④心と心をつなぐ、非常に素朴で深いものである。 ⑤日本人としてのアイデンティティを育てることができる。 ⑥音楽教育としてはもちろん、 (やり方によっては)子どもの能力を育むことのできるもの。↓ (想像力、協働する力、決断、母語、情緒、共感能力、即興性、自己表現力)
「たまりやたまりや」‥年齢が上がれば繰り返し歌うことで複雑な動きも美しくできるようになります。
「いまないたカラスがもう笑った」‥一対一の遊びで子ども達の〝人見知り〟や不安も無くなっていきます。
※榎田さんのお話をお聞きになりたい方は、わらコネットでも受け付けています。是非ご連絡ください。
※【「表現カフェ」って何?】 「子どもの表現を理解し、その援助(環境構成など)について共に学び合おう!」が趣旨。 ◇子どもの表現を総合的にとらえていきたい。 ○保育所保育指針、幼稚園教育要領、認定こども園保育·教育要領における 「保育内容」を意識して。 ○約2か月に1回くらいの金曜夜、ゆる~いペースで、お茶を飲み、お菓子を食べながら、参加者同士が「対話」をしながら、共に学んでいきたいね、という思いからスタートしました。 (主催者‥花原幹夫先生)
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